裸足でウェルビーイング

裸足じゃないからヤワになる?

人類が二足歩行を始めたのが少なくとも200万年前。
でも履き物を履き始めたのはせいぜいここ数千年前。
つまり人類史的には裸足でいる時間の方が圧倒的に長いんですよね。 

これまでに世界各地の発掘調査では、最古とされる推定7500年前のサンダルや5500年前の履き物が見つかっています。
これらは環境上足を保護する目的で使われていたと考えられていますが、4000年前ごろの古代エジプトでは身分を表すためのサンダルが登場したとされます。

そして徐々に時代が進み人類は疲れやすく体力も低下してきていますが、特に現代人がヤワなのはこの履き物のせい。
人間が“裸足じゃなくなったから”が原因だとも考えられています。
なぜなら裸足になることで受ける“足裏への活発な刺激”は心身にいい影響があるからです。

すごい足裏

足裏には多くの毛細血管“ツボ(反射区)”が集中していますよね。
毛細血管の刺激は血流改善につながり冷え性改善・体温上昇・代謝促進・疲労回復などの効果が期待できまし、ツボは内臓へのアプローチをかけることができるとされています。
で、裸足で歩けば、自然とこれらが刺激されますよね。
なのに現代人は底の柔らかい靴を履いてしまっています。
また、運動不足により、足裏の筋力が低下しています
足裏筋が弱いと足自体はもちろん全身にも悪影響が出てきます。
偏平足、外反母趾、O脚、膝の痛み、骨盤のゆがみはもちろん。
よい姿勢を保てないため腰痛、猫背、巻き肩、ストレートネック、肩こり、頭痛などの症状にも影響します。

裸足で歩くことで体を内側から整えることもでき、足裏の筋力がつき全身にかかる負担を減らすことができるとも言えますね。
なお、裸足で歩く方が靴を履いて歩くより膝への負担が12%少ないという研究結果もあります

ところで、立ち姿勢時の足裏の正しい重心は、母指球(親指周辺)、小指球(小指周辺)そして踵の3点です。
ところが現代人は小指周辺とかかとの2点のみで立つクセがあるため、全身の筋肉に歪みが生じて負担がかかっている状態です。
みなさんはどうでしょうか?

子供もシニアも注意するべきこと

足裏やつま先を動かしやすいため土踏まずが形成されやすく、体のバランス感覚が養われます。
特に足の指は、立ち歩くときのバランスをとる働きをしているため自由に動かせることは大切です。
また、足裏は立っている時に唯一地面と触れる部位でもあるため、情報や感覚を捉え脳や全身に刺激を与える大事な役割も持ちます。
こう言う理由からも、子供は裸足がいいと言われるんですよね。

ちなみにこんな話もあります…
嚥下筋の筋活動
を調査した結果、地面にしっかり足の裏をつけるほど効率的な嚥下(えんげ)を行えることがわかりました。
つまり食事中に足裏を床にしっかりつけると”誤嚥”しにくくなるんです。
嚥下の効率が悪いと、食事中の誤嚥(ごえん)咽頭残留(嚥下したものが飲み込めずに咽頭に残ってしまうこと)などの原因にもなるので危険です⚠️ 
年をとっても、十分に足の裏には意識をしておきたいですね。

現代社会では日常的に裸足で生活するのは難しいにしても、足に全く合っていない靴やサンダルを見た目だけで選び履いてしまうのは問題です。せめて足が喜ぶ靴を選んで履きたいですね🌱 

可能な限りアーシング(グラウンディング)をして、自然と繋がることをお忘れなく🌱
▶︎アーシングについてはこちらの記事【体の電気を抜く方法】をご覧ください

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