人間力を上げる語学…これからの時代に言語を絶対学ぶべき7つの理由

これからの時代にこそ、外国語を学習するべきだ

外国語を自力で勉強するなんて、ありえない?

いうまでもなく社会はより国際化していて、外国語のニーズは高まるばかり。ですがこれまでと違うのは、学習の必要性に対する認識です。西暦2000年以前に生まれた世代であれば、自分の口で外国人と交流したいと想い自力で外国語を勉強したことが少なからずあると思います。それで結局挫折したとしても、ある種語学とはそういうものだと悟り、”言語を学んだ”経験は獲得したことになりますよね。

ところが、2000年以降に生まれた人たちには”自力で言語を学習する”なんてを夢にも思わない人だっている(義務教育の英語の授業は含めず、能動的かつ実社会で通用する場合の話)ことを認識していますか?なぜそんな人がいるのかといえば、ひとえに翻訳技術の進化の影響です。どこにいったってスマホとネット環境さえあれば、100%自由にというわけではなくても、何語であろうと最低限のコミュニケーションはとれてしまうわけですから。外国語を勉強しようなんて考えなくても不思議ではありません。

デジタル社会はコミュニケーション能力をダメにする


言語を自由自在に操り世界中の誰とでも話せるようになるのは、夢のような話です。ただし翻訳ツールを使って話すというのは、自分以外の能力を介して他者とやりとりをするということですよね。本質的な部分で言えば、自分で考え自分で伝えるというコミュニケーションにおける重要な行為が抜けています。そういう状態が長く続くと、どうなるでしょうか?外国語の翻訳ツールに限った話ではないですが、人間のデジタル技術への依存度が高まれば高まるほど、人間一人一人のコミュニケーション能力は低下しますよね。
(とは言っても、社会生活はそれでも問題なく送れてしまうとは思いますよ。単純にそのレベルで生活できるような社会が次々と用意されていくだけですから…)

人間がそんな状態になりかけても、便利でいいじゃないかと思う人はいるかもしれません。ですが考え改めて見て欲しいです。せっかく人間同士が面と向かっても、最低限の意思疎通のみで完結してしまう社会が来るんです。そうなれば動物の中でも人間だけが持つ特権とも言えるほどの複雑な感情を持て余すことになり、そのうち感情自体が退化していくでしょう。そうしているうちに、認知能力も衰えていくんです。どうかこのことに、危機感を覚えてください。

そしてそんな現代だからこそ、”外国語を学習すること”をオススメします。外国語能力が必要、ではなく、外国語を学ぶという行為が大切、と考えてください。現代人に必要なのは”外国語を学ぶ”という習慣です。外国語を学ぶことで、従来の外国語習得によるメリットはもちろん、これからの新時代に持っておくべきあなたの人間力が総合的に上がる思考・能力が手に入るからです。自分の気持ちを自分の脳で考えて自分の口で話せるようになりましょう♪

言語を学ぶとこんなにいい

絶対に学ぶべき7つの理由
1) キャリアに有利

これからますますの国際化社会で、外国語の習得はキャリア上有利です。国連公用語と言われる主要言語はもちろんですが、外国人習得者数の少ない言語であればより需要があると言えます。
翻訳ツールを使えば仕事をこなすことはできますが、ビジネスで最も肝心となる”信頼”を勝ち取るには、自身の力で意思疎通を行うことに限ります。

2) 友達が増える

言語を覚えれば覚えるほど、世界中に自分の意志を通じて会話ができる友達が増えていきます。または、旅先でふと知り合った人と話ができます。ちょっとした出会いでも一生来の友人と話をするようにかけがえのない時間を過ごせます。これがなんといっても言語習得の魅力ですよね。いつの時代にもまずは、友達または話せる人が増えるというのが外国語を覚えたくなる理由の上位ではないでしょうか。
ところで友達って、主に自分とフィーリング(感覚)が合い、居心地の良い他人です。波長とは、ヒト対ヒトとして直接関わらなければ感じ取れないものですよね。通訳を翻訳を介せば介するほど、波長が希薄になっていくと思いせんか。なぜなら、本当のコミュニケーションとは間に余計なものを挟まない直接的なヒト対ヒトのやりとりだからです。だからこそ、自分の口で自分の意思を伝え自分の耳で相手を理解することが望ましいですよね。

3) 国際感覚が身に付く

その言葉が話される文化や人々のことを丸ごと吸収して身につけるのが語学です。自分の基礎となる文化(日本人なら日本文化)以外の文化を理解することで、国際感覚が身につきます。
日本で生まれ日本で育ち、このまま日本に居続けるつもりだから別に国際感覚なんていらない、と思う方もいるかもしれません。少し論点はずれますが、現在の円安とそれによる”日本が弱い”経済立場が続けば、海外資本が日本にますます入ってくることになります。極端な話、海外資本によって成り立つ日本は日本ではなくなり、海外資本の思いのままになる国家なわけです。幸か不幸か、そしてやっと日本は世界レベルの国際国家になるのかもしれませんが。そうなったとき、日本人感覚しかない人は、その流れについていけるでしょうか?
要はこの先あなたが世界のどこにいようと、自分の意志で行動ができる人生を過ごしたいなら、国際感覚を身につけておくべきということです。

4) 脳機能が向上する

いつまでも若々しくいたい…そんな願いが、語学で叶うかもしれません。
なぜなら、語学には脳の機能を向上させる効果があることが研究により明らかになってきているからです。外国語を学んだことのある人は学力・記憶力・情報処理力が高く、習得した言語が多いほどその能力は高い傾向にあること(イギリス・エジンバラ大学の研究結果)、さらに語学の勉強を続けていると情報を整理する海馬や情報を記憶として管理する大脳皮質が発達します(スウェーデン・ルンド大学の研究結果)言語を変えるたびに脳の思考回路を切り替えることで、いわゆるマルチタスクが得意になるという研究もあります(カナダ・ヨーク大学)。
学習するうちに理解度が上がっている感覚が感じられるのもよいことです。達成感があると、脳の扁桃核が刺激されます。認知症は脳の扁桃核が萎縮することが発症のおおもとになると言われているため、この部分を刺激することは認知症予防にもつながります。
心身の健康もまずは脳の健康から。語学で脳を鍛えましょう。

5) 新しい自分が見つかる

社会言語学的には、多言語を理解する人は多重人格的であるとも考えられているそうです。言語にはそれぞれ、その言語に対する印象や価値観、話されている国や地域の文化などがあるため、その言葉を話す人物にそれらが移入し性格が切り替わるからだと考えられています。それまで知らなかった新しい自分にも気づけるかもしれません。
また、他言語を話すことで自分を表現する幅も広がります。
語学で新しい自分に出会え、自分の可能性が広がるなんて素敵ですよね!

6) 幸福度が上がる

外国語は会話ベースで学習しましょう。会話をすることで人は多幸感を得られるからです。
楽しいおしゃべりや社交性のある会話をすると、脳内に”幸せホルモン”と呼ばれる化学物質・オキシトシンが分泌されます。オキシトシンは幸福感をもたらし不安や恐怖心が和らぎます。メンタルの健康維持やストレスを軽減してくれる強い味方です。もともとは母子間のスキンシップにより分泌されるホルモンだと認識されていましたが、最近ではそれに限らず幅広い場面でも確認されるようになり、親しい人との会話でも分泌することがわかってきたんです。
ちなみにオキシトシンは”思いやりホルモン”とも呼ばれます。なぜかというとオキシトシンは、基本的に相手を思いやるときに出やすいからです。例えばマッサージであれば、マッサージを受ける側ではなく施す側によく出ます。ですので、会話をするときにも相手を思いやるといいということになります。つまり、相手の話をよく聞き、相槌を打ち、共感することです。
子供を見ていてもお分かりの通り、人は楽しみながら何かを学ぶとその理解力が増します。
言語を学べば幸せになり、学習効率がよくなるんです!

7) 共感力が上がる

より複雑化が増す今後の社会を生きる上で人間がもっとも失ってはいけない能力、それが”共感力”です。共感力とは、他者の気持ちや考えや体験を感覚で理解し自分のことのように思えること
他人の気持ちを理解するというのは、皆さんもご存知の通り難しいですよね。ましてや人間の感情は一言では言い表せないほど複雑で、しかもどんどんその複雑味が進化しています。例えば、”失恋した。そのことには触れないで欲しいけど、独りにされるのは嫌だ。だからさりげなく美味しいものでも食べに行こうって誘って欲しい”というこの全ての気持ちが一つの感情になるわけです。文字に起こすと大変なことのようですが、でも実際は毎日こんな感情で溢れているじゃないですか。だから、現代社会を生きる上ではこういう気持ちに共感できる力が必要なんです。共感力がないと他者の気持ちについて、”給料額を上げてやれば喜ぶだろう”とか”泣いてるから悲しいんだろう”という程度の浅い理解しかできなくなるんです。共感力が、あなたの社交生活は大きく変わってきます。
そこで共感力を鍛えるのにも、主に会話による語学が最適です。言語が通じない相手との会話では何を言おうとしているかを理解するためにより傾聴したり、非言語的な要素から相手の意図を探ろうとしたりします。この行為が共感力を養う要です。また、少しずつ言葉が理解できるようになってくると、自分の捉えていたことが思った通りだったのか、全然違うことだったのかの確認もできるようになり、それがモチベーションにもつながります。

仮に上達しなくても、確実にプラスになる

語学って、なかなか上達しませんよね。習得しやすい方法もコツもありませんし、絶対習得できるという保証もありません。挫折も一度はするし、そのうちにやる気がなくなり諦めてしまうこともあります。
考え方を変えましょう。

言語習得だけが目標ではない。人間力を上げることが最終目標で、そのために語学を使う。

だって、もうそういう時代になるからです。上達しなくても、言語を学ぶという行為自体にすでにメリットがいくつもあるんです。今すぐにでも、語学を始めましょう♪

せっかく学ぶなら何語がいい?

ところで、せっかく外国語を学ぶのならどの言語が果たして需要が高いのか気になりますよね。
参考として、エコノミストKai L. Chan氏の研究発表による”現代の世界で最も影響力の大きい言語”のランキングを以下に挙げます(2016年時点)。
1位:英語
2位:中国語
3位:フランス語
4位:スペイン語
5位:アラビア語

もっと未来に目を向けたい方のために、同エコノミストの研究による、”2050年に影響力を持っているであろう言語”のランキングも紹介します。
1位:英語
2位:中国語
3位:スペイン語
4位:フランス語
5位:アラビア語

どうでしょうか?あまり今と変わりませんね。つまり、約30年後の国際社会でも、基本的に言語の需要度は変わらないということですね。ですので、とにかく多くの人と会話したい、または影響のある理解したい、と考えるのであれば、この上位5位内の言語を学ぶのがいいのかと思います。
参考までに♪

こちらのランキングは言語人口順ではなく、影響力のある言語順です。地理・経済・コミュニケーション・知識とメディア・外交の5つのポイントからデータ化されたものです。
(出典:Power Language Index by Kai L. Chan, PhD

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