怒った時の6秒ルール

その気になれば誰だって、極悪犯罪者になれる

悪い自分を想像できる?

自分がものすごく暴力的な、非道徳的なことをしている姿を想像してみてください。

まさか現実にそんなことをすることはないはずですが、想像はできますよね

ちょっと嫌な話かもしれませんが…
“極悪非道な悪事行為を自分がしているところが想像できる”ということは、その気になればそれができるということでもあるんです。

よく“想像できることはなんでも実現が可能である”なんて言いますよね。
これは夢を叶えるモチベーションを高めるためによく使われる言葉ですが、実際にはネガティブな出来事にも言えることです。

でも悪いことをする自分が想像できるからといってもちろんそんな悪事を現実に行わないのは、脳が冷静かつ適正に制御してくれているおかげです🙌

脳は感情のコントローラー

感情の調整や理性の判断は、脳の中でも特に前頭分野の仕事です。

人間の脳の前頭前野は他の動物に比べ比率が大きいため、人間が会話したり複雑感情を体感したりできるのもこの前頭前野のおかげと考えられています。

ただし感情の調整といっても、気を付けるべきことがあります。
それは、感情の中でも怒りの感情が高まると前頭前野の機能が低下し、正常な働きができなくなるという点です。
つまり、そもそも人間なら誰でも衝動的言動をしてしまう可能性はあるもので、特にそうした言動が起きやすいのは怒りの感情が高まっているときだということです。
カッとしてつい暴力的になってしまう… みなさんにも少なからず、経験ありますよね😅

論理的に対処しよう

怒りを感じたら6秒ガマン

怒りを感じても衝動的な言動をしないように、覚えておいて欲しい数字があります。

それは… 6秒

怒りを感じたときにじっとそれを我慢するべき秒数のことです。
つまり、怒りを感じたら6秒間だけじっと我慢して待つこと。

なぜなら6秒後には、怒りが収まり冷静さが戻るからです。
アンガーマネジメント協会や一部の心理学者は、怒りの持続時間は大体6秒であると提唱しています。

怒りを感じてからその怒りの感情が高まっている状態である6秒の間、人は衝動的に攻撃的な言動をとる傾向があります
どんなに自分が悪くなくても、ここで我慢できず感情が爆発してしまうといいことはありませんよね💦
たった一瞬の言動で、人間関係やキャリアなど取り巻く環境ががらりと変わってしまうことがあります。
また、そうした言動をしてしまった自分のことも嫌悪してしまうこともあるので本当に注意です。

熱くなった脳を覚ますのに必要なのは6秒です。
6秒あれば脳はまた正常な働きをしてくれます。
覚えておきましょう!

原因にも注目しよう

怒りについてもう少し詳しく迫ってみます。
実は、怒りという感情は基本的に突然現れるものではないそうなんですね!

というのも大体の場合、まず不安、不満、悔しさといったネガティブな“第一次感情”があり、それが許容量を超えたとき怒りという“第二次感情”がくるそうです。

子育て中、子供が言うことを聞かなくてつい怒ってしまう…という場合、始めから怒るわけではなく、根底には“言うことを聞いてくれたらもっと別のことに使える時間が確保できるのに!”というような感情があるはずですよね。
であれば怒りばかりに捉われるのではなくて、その原因となる問題点に着目し具体的な解決策を考えることも大切なのかもしれません。

ちなみに、怒ったり悲しんだりする感情自体が悪いわけではありません
社交動物である人間として、喜怒哀楽感情はどれも必ず体感するのが適正だそう😄
どれか特定の感情だけが極端になってしまうのが問題ですから、バランスが大事ですね。
どの感情とも上手に付き合いたいものです🌱

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