梅干し食べて!ウェルビーイング

梅干しと日本人

西暦500年ごろまでに中国から”梅”が伝来し、それを日本人がアレンジをして誕生したのが梅干しです。
平安時代には時の天皇の病を治したとされ、鎌倉時代には戦場で兵士に重宝されました。
そしてご存知の通り、以前は日本人の食卓に欠かせない存在でした。
ところが、現在では残念なことに消費量はピーク時の4割減になっているんです。
総務省の家庭調査による梅干しの1世帯あたりの年間消費量は、2002年の1053gがピークで、2021年には658gにまで減少しています。

梅干しの需要減は他の日本古来の優れた食材と同じように、食の西洋化によるものです。
梅干しもか…と寂しくなってしまいますよね。
日本のスーパーフードと言えるほどのメリットを秘めているのにですよ?
ぜひその良さを再認識してみませんか?

そこで今回は語りきれない梅干しのメリット、代表的なものを4点紹介します!

梅干しのメリット4選

①体のアルカリ性化

梅干しは酸っぱいですが、アルカリ性食品の一つです!
酸味の元のクエン酸は食前は酸性ですが、食後体内でアルカリ性になるため体内環境を補正してくれます

②疲労回復効果

梅干しにはリンゴ酸が豊富に含まれます。
リンゴ酸は、筋肉に溜まった疲労物質の乳酸を分解してくれるので、疲労回復作用があるんです。
筋肉痛に効きます!
また他にもピルビン酸、パントテン酸など多くの有機酸、ポリフェノール。ビタミンEやカリウム、鉄分、カルシウムなどが含まれます。

③血液サラサラ効果

加熱することにより梅の糖とクエン酸が”ムメフラール”という成分を生成します。
このムメフラールは血行を促進するため、生活習慣病の予防効果があるとされ今注目です!
少し加熱した上で、ホカホカのご飯に乗せて食べれば文句なしです。

④保存性のよさ

梅干しに含まれる塩分が微生物の増加と腐敗を防ぎ、酸には殺菌効果があります。
加えて梅はもともと抗菌性が高い植物なので、総合して梅干しは保存性にとても優れた食品になるんです。
戦時中にも重宝されたのはこれが理由ですね!

梅干しは1日1個

食べ過ぎは塩分過多になりかねませんので食事のバランスを考慮する必要はありますが、目安は1日1個です!
梅干しの平均塩分量は1個あたり約2〜4gで、厚生労働省の塩分摂取量の目安は1日5〜6g未満とされています。
梅干しを食べて、体を強く健康にしましょう🌱

*体の酸性・アルカリ性については、過去の投稿【食事で体は酸性化する。だから食べようアルカリ食品】をご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です