話がうまく噛み合わない理由

話がうまく伝わらない??

“何かを6歳児に教える時、その子がわかるように説明できなければあなた自身がまずそのことを理解していない”

これはかつて、天才物理学者アインシュタインが言った言葉です

この言葉、一見感覚的な教訓に聞こえますが、実は科学的に理にかなっているんです。
というのも、人の脳は6歳ごろまでに成人の脳の重量の約90%にもなると言われていて、言い換えれば、人は6歳にもなれば学習機能は十分に備わるので、どんなことでも例えや言葉の置換えをすることで理解できるということだからです。

だからもし自分が6歳の子に何か説明するのに理解されなければ、自分の説明や理解に問題がある可能性もあるんです。

そもそも、自分自身がちゃんと理解しているか?
それから説明するとき相手側の気持ちに立てているか?
そこが肝心。
どうも相手に話がうまく伝わっていないなと思う時は、まずは自分の理解力と説明力を見直すべきかもしれません。
いきなり、“相手の理解力がないんだ”なんて冗談でも思っちゃいけないですよね!

受け手がいるから成り立つ

アイルランドの哲学者・ジョージ・バークリーはかつて、人々にこのように問いかけました。

もし今、遠く離れた誰も居ない森で一本の木が倒れたとします。
そのとき、その木は“音を出して”倒れたでしょうか?”

木が倒れれば“音はする”と思いますよね。
でも哲学や心理学の世界では、聞こえる相手がいなければ音はしていないのと同じと考えるんです。
つまり物事の存在は、認知されてはじめて成り立つということ。

コミュニケーションもこれと同じですよね。
どんなに声を上げても、相手がそれを聞いていなければ意味はないんです。
もし相手がそれを聞いていたとしても、それが理解し認識されなければ、それも意味はありません。

コミュニケーションの本当の意味

コミュニケーションの語源はラテン語のコムニカチオ”communicatio”だと言われています。
その意味は分かちあい・共有すること。
これこそ、コミュニケーションとは何かを体現している言葉です。
一方が好きに言いたいことを言うだけの状態は、コミュニケーションとは言えません。
キャッチボールで言えば、投げられたボールが受け取られ、投げ返される、これこそがコミュニケーションです。

現代は一方通行が多くコミュニケーションとして成り立っていないことが多い気がします。
面倒臭い世の中ですが、しっかり分かり合うことがコミュニケーションの醍醐味だと思い、丁寧に伝え合いましょう。

伝え方上手になるには、自分の理解と説明力はもちろん、相手の気持ちをや立場を理解することも大事。
コミュニケーションは一方通行ではなくて、お互いに共有すること、ですよね♪

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