音楽の力

音楽の力は本当にある

“音楽が人に与えるプラスの力”は果たして本当にあるのか?
近年の研究でこれが具体的に解明されてきています。
そして療法として福祉医療現場環境づくりとして企業などで活用されるようになっています。

例えば、音楽を聴いたり歌ったり奏でたりすることで脳を活性化し心身を安定させる“音楽療法”というセラピーが医療福祉業界で注目されています。
認知症や発達障害などに対し、一定の目的をもって意図的・計画的に使用することで効果が見込めるそうです。 

また、オフィスで音楽を導入する企業も増えていて、その結果についてある企業では社員の70%がリラックス効果を、60%がリフレッシュ効果を実感していることが分かりました。
すごいですよね。

音楽の何がどうすごい?

でも一体具体的には音楽にどんな力があるというのでしょうか?
次に2つ紹介します。

免疫を上げて、ストレスを下げる

心地よい音楽を聴くと、体温が上昇し唾液の分泌量が増えます。
すると副交感神経が優位になり、全身の血流が良くなり、ストレスホルモンのコルチゾールが減少し、免疫力が向上します。

脳波が発生する

聴く音楽により、脳波が発生し、心身はそれぞれの状態に切り替わります。
例えば脳内にα波が発生するとリラックス状態になります。
α波が出やすいのはゆったりめ(1分間に60拍程度)のリズムがいいとされます。
モーツァルトに代表されるクラシック音楽や、鳥のさえずりや波の音といった癒しのある自然音が代表です。
一方、β波が発生すると集中力や生産性が向上すると言われます。
β波が出やすいのは1/fゆらぎなど不規則性のある音楽がいいということなので、ジャズなどがよさそうです。 
作業と休憩の時間に合わせてそれぞれの音楽を聴くことで、効率が上がることが期待されています。

作業するなら楽しく

そもそも人は”楽しい・快適”という感覚でいる時ほど何をやっても効率がいいものです。
だから苦手なことやノらない作業などをするときは、とにかく音楽を聴いてリズムに合わせて動くといいそう。
そうすれば脳がそれを”楽しい”と認識してくれるからです。

病気や怪我で体が自由に動かせない方でも音楽を聴きながら首や頭を軽く動かしたり歌ったりすれば、エネルギーが消費され解放感を得ることができると考えられています。
日々に音楽を溢れさせましょう🎶

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