1日中いい香りなんてしなくていいから香害にならないで

絶対に覚えておきたい現代病 …化学物質過敏症

服の洗剤や柔軟剤や香水などに使われる合成香料(化学物質)に触れることで出る頭痛や吐き気などの症状。
香りの公害・“香害”の被害による絶対に覚えておきたい現代病です⚠️

発祥の有無や症状レベルは個人差によるものの深刻な場合は日常生活が困難になることもあるほどです。
でも発症や仕組みの特定や治療法の確立もされておらず。
それどころかまだまだこの症状に対する認知度が低く、発症者への理解も不十分という状況。

どういう原因で発症する??

例えば代表的な原因は服の洗剤や柔軟剤です。
一般的なこれらの商品にはいい香りを長続きさせるために合成香料が使われています

まずこの香料が、目に見えないほどの小さいマイクロカプセルに閉じ込められて、洗剤の中に混ざっています。
そしてこのカプセルは洗濯中に衣服に付着するんですが、その後その服を着て動いた時などに、摩擦や熱でカプセルが割れ香料が放たれる仕組みです。
そしてそれを嗅いだ人が【不自然な匂い】に拒否反応を起こして不調になるということ。

ちなみにその服を着た本人もカプセルが割れたとき、飛散したマイクロカプセルの微量な破片を吸い込んでしまっています
なので、本人は無意識のうちに他人も自分も傷つけているということになりますよね💦

でも傷つくのが自分だけならまだいいですが、周囲はなすすべもなく受動的にそれを受け入れてしまっている状態。
通勤電車で横にいる他人が着ている服や職場の同僚の服の香りやなんて避けられませんものね。
考えてみればこれってタバコの副流煙と同じじゃないでしょうか??
分煙はもちろん、喫煙スペースも徐々になくなっていく現代。
合成香料も同じような措置がされていくことを願いたいです。

怖いのはそれだけじゃない

さらに怖いことがあります。
マイクロカプセルは人の健康以外に環境にも悪影響になるということ。
なぜなら割れたカプセルの破片は超微小なので、空気中を漂い、土や川や海にまで飛んでいってしまっているからです。

マイクロカプセルは目に見えないほど小さいですがゼラチンや樹脂(プラスチック)などでできていて、自然界に残るれっきとした個体物です。
空気中を漂うカプセルは人や食べ物にも付着しますし、畑や海に降ったカプセルは土壌や水質を汚染します。
もちろん、空気を吸ったり何かを食べたりするときにそこにあるマイクロカプセルはそのまま飲み込んでしまっています。
土の中にあるマイクロカプセルは野菜が肥料とともに吸い上げ、海の中にあるマイクロカプセルは海の生き物が食べてしまいます。
そうして食材の一部になったマイクロカプセルを、最終的には人間が食べるということ。
まさに自業自得ですよね。

そもそもですが…

着ている服がいつまでもいい匂いでいるって、そんなに必要なことでしょうか??
そんな小さなこだわりで自分自身が公害のもとになんてならないように。
見直したいですね🌱

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