季節の変わり目に注意したいこと

気象病とは

まずは気象病を知っておきましょう。
自律神経の乱れ気温や湿度、気圧などの気候変化による原因で起きる体調不良の総称。
症状には頭痛やめまい、咳、関節痛、肌荒れ、消化不良などの身体的なものから疲労感、気持ちの落ち込みなど精神的なものまでさまざま。
(この症状がどれも、地味だけど辛くて、日常生活に割と影響が出る厄介なやつ…)
日本における潜在患者数は1000万人にのぼるとも言われ、今まさに注目が集まり始めている病気です。

気候変化の多い時期、つまり季節の変わり目に体調を崩す人が多いですが、それは気象病かもしれません。
気象病に苦しまないためにも、しっかり原因を抑えておきましょう!
次に、原因となる自律神経の乱れと、気候変化を深掘りします。

気を付けるべきこと

自律神経の乱れ

自律神経とは人間の生命活動のバランスを整えてくれている神経です。
体温・汗・呼吸・循環・消化・生殖・排泄・代謝など、生命維持に必要な機能身体の働きを調整してくれています。
交感神経と副交感神経の二つから成り立っています。
・昼間や活動時に活発になる交感神経
・夜間やリラックス時に活発になる副交感神経

この2つの神経のバランスが乱れると、体内機能の調節ができなくなり不調が生じます。
気象病の体調不良もまさにこの自律神経の乱れが原因のことがほとんどです。
▶︎自律神経について詳しくはこちらの記事【自律神経を整えるということ】をご覧ください。

気候の変化

大きく分けると、気温・湿度の変化と気圧の変化の2つが原因としてあります。
ただ、最終的にはその変化により自律神経が乱れるのが直接的な体調不良の引き金となります。
ここでは、自律神経の乱れにつながる気象上のリスクを抑えましょう!

1) 気温と湿度の変化

気温や湿度の急激な変化があると汗や体温の調整が難しくなります。
そのため、自律神経が働きすぎて疲弊してしまい、乱れてしまいます。
一説によると気温差が7度以上になると影響が出やすくなるとか😵

2) 気圧の変化

急激な気圧変化があると、内耳にある前庭神経が過剰に興奮します。
内耳とは耳の奥で気圧を感知したり、聴覚を通して収集した情報を脳や神経に伝えたりする役割の器官です。
また気圧変化は血管の収縮・膨張が促進するので、その調節のために自律神経が過稼働してしまいます。
結果、自律神経の乱れにつながります。

注意するべき時期

秋から冬になる時期は、気温が下がり気候的にも日照時間が短くなり気分的にも特に注意です。
また、梅雨・台風の時期にも、低気圧や気分的な落ち込みで不調を感じる人が多いといいます。

それから以外にも、春先にも注意が必要です。
なぜなら、気温が暖かくなり気持ちも明るくなり始めている中で突発的に寒くなる日や雨の日があると、体の調節機能や気分が落ち込んでしまいがちだからです。
期待度が高いとダメージが大きいですよね。

また、春は環境の変化も多い年です。
入学・入社・異動などによる緊張やストレスが無意識にメンタルに負荷をかけているかも。

注意事項を改めて抑えて、新しい季節を楽しみましょう♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です