オートファジーとプチ断食で、お腹がすくたび生まれ変わるよ

オートファジーとは一体何か?

オートファジーとは、細胞が、古くなった自分の一部を食べる働きのことです。
名前はその意味の通り、”auto=自分自身”と”phagy=食べる”の掛け合わせです。
”古くなった自分を食べる”というのは言い換えると、代謝して不要になった自分の一部、つまり老廃物を分解するということ。
なお老廃物は、細胞が代謝した後に不要となった残りカスのようなものです。

オートファジーに関して近年注目が集まる理由はその作用の仕組みもですが、その作用で体が修復し若返るという効果にもあるんです。
若返る、とはどういうことなのでしょうか?

まずは、老廃物が不調の元であるという説明からします。
老廃物は通常、排泄などで体外に排出されますね。
ですがそれが体内に蓄積してしまうと、代謝後の新しい細胞を弱らせてしまいます。
そして不調や老化の原因になるんです。

だから老廃物はいつも体内から完全に無くしておきたいですよね?
そこで、オートファジーなんです。
オートファジーは先ほど老廃物を分解すると言いましたが、それはつまりその後体内環境を整えるということになります。
体内環境が整えば免疫力がつき、若々しい体が作られる、ということなんです。
だから、オートファジーで①老廃物分解 ②体内環境改善 ③若返り というわけなんですね。

キーワードは”空腹の16時間”

でもオートファジーはいつでも働いてくれるわけではありません。
働くのは空腹の時だけです。
より具体的には何も食べない状態が16時間以上続いたときです。

それはなぜかというと、オートファジーはそもそも人間が本能的に持つ生命維持機能のようなもので、飢餓状態に陥った時に活発化するようになっているからです。
普段人間は食べ物からエネルギーを摂取していますよね?
でも何も食べない状態が長く続くと、エネルギー不足になります。
すると生命維持本能が発動し体内でエネルギー源になるものを探して補うからです。
そのとき、古くなった自分の一部である老廃物がその補給物になるといことです。

16時間ってけっこう長い時間ですから、何も食べないとけっこうお腹減りますよね。
だけど老廃物を分解し体内環境を改善してくれるという魅力は大きいため、あえて16時間何も食べない”プチ断食生活”が注目されています。
ちなみに、英語で断食を意味する”ファスティング”とも呼ばれます。

何事も経験ですので、試してみるのはどうでしょう?
ただし注意としては、普段から健全な生活習慣がないのに急にプチ断食したり食事量を減らしたりはしないこと。
体に負担になるので危険です⚠️
体調を十分に把握してから、無理ない程度に試してみてください🌱
1日や2日では効果は出ませんが、ある程度続ければ体質が変わってくるかもしれません♪

*代謝について詳しくは過去の投稿【新陳代謝は若返りか? 単なる寿命のリセットか?】をご覧ください。

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