積極的にお肉を食べるのを、控える準備をしよう

お肉と社会… お肉ビジネスと環境のことを知ろう

食卓からお肉が消える、そんな未来に備えよう

11月29日はいい肉の日…ですが2023年11月29日時点では、この日が”いい”肉の日となんてとても呼べません。というよりもむしろ、経済的にも環境的にも体的にも、近い未来に現実化する”食卓肉離れ”に心構えをしておくべき状況と言えます。
これからお伝えするお話が、今後のご自身の食生活をどうしていくか、何を選んでいくかを考える一つの材料になればと思います。

なお、お肉を一才食べないでベジタリアン(またはヴィーガン)になろうとか奨めるわけではありません。単純に、知っておくべきお肉に関する現実問題をお伝えします。特にあなたがお肉好きなら、必ず知っておくべき内容です。

まず、世の中の全ての物が高騰しています。お肉も例外ではありません。
誰にとっても切実な問題ですが、とくにお肉に関しては今後もますます価格は上がるだけでなく流通量が確実に減ってくることがほぼ確実視されています

原因① 日本の経済力の衰退

お肉の価格は上がり続ける一方で流通量が少なくなることがほぼ確実とされる理由は、もともと日本が常連で仕入れていた米国や豪州のお肉を、中国が積極的に爆買いしていることにあります。
経済が好転している中国は外食業界にも勢いがあり、コロナによりデリバリーサービスの需要が劇的に増加し絶好調です。特に牛肉をはじめとする肉類は、自国生産量が間に合わないのでだけでは供給が追いつかないほどだとか。そのため輸入に積極的になっているそうです。そして今や輸出側にとって中国は、日本よりもずっといい顧客になっているそうです。
中国人はお金払いがよく、良くも悪くも大まかで大胆なところが好感されているそうです。日本人のように部位ごとに細かい注文をつけるようなやり方ではなくて、まるごと一頭単位などで購入するらしいんです。コロナによる人手不足で悩む米国や豪州の畜産業者は当然、豪快に買ってくれる顧客を優遇しますよね。

しかも、一時期はコロナにより経済が落ち込んでいた米国や豪州は世界でも早いうちにwithコロナ社会に切り替えすでに経済も復活していて、自国内の食肉需要も完全にV字になっています。生産国は、輸出より自国内の供給を優先している状況です。それに、貿易や国内運送に関する労働者はまだまだ人手不足状態。だから、困難な輸出にわざわざ力を入れることはないんです。

つまり、そもそも生産国は自国供給をまず第一にしていて、その次に輸入肉は中国が優先され、日本にはおこぼれが入る程度の状況です。

では日本は海外からお肉の輸入が難しいなら、国産肉を食べればいいじゃないか!と思いますよね。ここ直近数年は驚異的な超円安で、国産牛が輸入牛より安くなることもあるくらいですから、確かに国産肉が身近になっている印象すらあります。
でも実は、そんなに都合よくはありません。その説明をするにあたり、日本の畜産業界が今後中長期でどのようになっていくかを知っていただく必要があります。

原因② 畜産業は環境負荷が大きい

今、環境にやさしい社会を目指し世界中で脱炭素(カーボンニュートラル)が注視されていますよね? この環境トレンドにより原油生産は消極的になっているため、これが畜産業にとって打撃になっています。なぜなら原油価格が上昇し続けると、家畜飼育のためにかかるコストが生産者に重くのしかかるからです。

世界的な環境問題により受ける煽りはこれだけではありません。地球温暖化もまた畜産業に影響を与えています。世界的な異常気象により近年、世界の穀倉地帯で大規模な干ばつが発生するなど水資源が枯渇しています水不足となれば、穀物ができないので、その結果家畜飼料用の穀物も値上がりしますよね。それも家畜の飼育も困難となります。

ただ一方的に環境被害を受けているだけではなく、畜産業自体も意外と環境の負荷が高い産業なんです。
家畜を飼うために森林伐採をすることもそうですが、最近特に問題視されているのが家畜から発生するメタンガスです。
メタンガスは、家畜が食べた食べ物が消化管内で発酵して発生します。特に牛1頭から1日あたり最大800L程度のメタンが糞尿やゲップとして放出されているそう。
家畜から出るメタンの量は全世界で年間約20億トンで、全世界で発生している温室効果ガスの約4~5%の割合になると推定されています。
こんなに環境負荷が高い産業ですから、規制は次々にかかっていくでしょうね。

現代人のお肉の食べ方って適切??

畜産業や農業は高齢化していてさらに後継者不足も特に深刻な業界なので、今後生産者の数も減っていくことが予想されます。

さて、どうですか? 本当に現実的に、まもなく食卓からお肉が次々に消えていくのがわかりますね?
ショックを受けた方も多いかもしれません。そんな状況とは裏腹に消費者が見る光景は、肉バル・肉寿司といったお肉専門の飲食店があちこちにあり、肉活といった言葉も定着するほどのお肉ブームですから。

でもこんなタイミングだからこそ、今一度よく考えてみましょう。”現代人のお肉の食べ方って適切なのか?”ということを。
何よりも、知っていましたか?? そもそも基本的にお肉って積極的に食べるべきじゃないということを。

お肉と健康… お肉の食べ方、改めて考えよう

原始人はどんな風にお肉を食べていた??

人間の食の習性に関係していて、それは原始時代に遡ります。

それこそ人類は肉食に消極的だったそう。
よく原始人は石器で集団でマンモスを襲っているイメージがありますが、実際は人間は常に飢えていて力もなく、生物界の弱者でした。なので大型動物なんて倒せるはずがなく、大型動物同士が争って負けてなくなった方のお肉にありついていたと言います。しかも、中型動物がその死肉をまずは食べ、そのあとさらに小さい動物が残りを食べ、人間が食べれたのは最後の最後の最後の残骸だったとも考えられています。
そのおかげで指を使って骨髄をほじくり出すことで脳が進化したというメリットもあるみたいですけどね💡 

お肉食べ過ぎの現代人のリスク…大腸がん

今では高齢者の間でも肉活がブームなほどですよね。
元気がありいいと思いますが、お肉に認知症予防効果や栄養がたっぷりあるからたくさんお肉を食べるんだ!というようなことを言う方も多いのが気になります。それであれば、お肉以外にもそういう効果や栄養があるものはいくらでもありますよ、とぜひ優しく伝えたい。 

もちろんお肉を食べること自体が悪いわけではありません。問題は食べ過ぎることです。なぜならお肉を食べ過ぎることにはデメリットもあるからです。
諸説ありますのでこの情報だけで鵜呑みにはしないでいただきたいですが、いち参考として代表的なお肉の過剰摂取デメリットは、大腸がん発症率増加のリスクです。1960年から2010年までの50年間の日本人の死亡率を見ると、大腸がんで亡くなる人の割合が男性が8倍、女性が6倍に増えています。
そしてこの時代の間に日本人の食生活は劇的に変わり、野菜の摂取量が減る一方お肉の消費量は大幅に増えています。具体的には1960年の日本人は一人あたり平均して年間消費量が5.1kgですが、2010年には29.1㎏と、6倍近く増えているんです。
もちろん理由は他にもある可能性はありますが、お肉の量と大腸がんの発症率に、何も関係がないとは言い切れません。

お肉を食べるなら”いいものをたまに少し”の精神で…

先述の通り、もちろんお肉には豊富な栄養があるのは事実です。だから食べること自体はいいんですが、肝心なのは食べ方です。
毎日ガツガツ食べるのではなくて、“たまにいいものをちょっとだけ“の精神を心がけましょう。
スーパーの安いお肉を毎日買うんじゃなくて、たまに新鮮ないいお肉をちょっとだけ買う感じがいいと思います。それこそ、たまに食べると美味しいなあ!と思う程度の食べ方でいいんです。

お肉なしで献立考えるのは大変かもしれませんけどね。
長期的な心身の健康、そして環境にいい選択を考えて、ちょっと見直してみましょう♪

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